夢を見るボクら



まだ心臓がドクドクいってる。


喉が乾いたな...。

何か買いに行こうとカバンの中を探っていると、目の前に影ができる。


「暑いね。これあげるよ」

かき氷を差し出す竜


「ありがと」

受け取って食べれば口全体に広がる甘い風味。

シャリシャリと音がしてかわいい


「1口ちょうだい!」

アーンとする竜に食べさせてあげる。


ペロッと食べた竜は「ありがと!」と言って走って海にダイブしていった。

竜って嵐みたいに元気だなぁ、と食べながら見つめる。