夢を見るボクら




「気持ちはうれしい」


みんなのはしゃぐ声が遠く聞こえる。




「でも、神矢とは付き合えない」


ごめん、と頭をさげる。



「謝るなよ。朱鳥はちゃんと気持ちを言っただけだ。」


「...ありがとう。」

「どういたしまして!」


ふわぁ〜と伸びをして立ち上がる。


「何かスッキリした!これからもよろしくな」

砂浜に足跡を残しながらみんなのもとに行く。