夢を見るボクら



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ガラガラ

賢にさっきと同じ空き教室に連れてこられた。


「...」

「...」

どちらも口を開こうとしない


「あのさ...」

「うん」


「朱鳥好きな奴いんのか?」

いきなりの言葉に顔をあげると賢と目が合う

ジッとこちらをみる瞳は私を離してくれない。


落ち着いていた心拍もまた早くなる。


「いるよ」

目の前に。




聞いてきたのは賢なのに少し悲しそう。


「そうか」


「...」

「...」