バクバクバク 「...そんなに下がると危ないでしょ」 少し掠れた賢の声 バクバクバク その声色からは感情がよく読み取れない。 「ちょっと、二人っきりになれる所に行こう」 そう言って歩き出す 二人の手は繋がれたまま