夢を見るボクら




着いた先は1ー6

一番距離が近かったので来てみた。


ここは神矢のクラス


(いるかな...)


賢と手を繋いだまま教室を覗くとそこにはたくさんのテーブルとイスだけが並んでいた。


黒板には

『1ー6 休憩所 ゆっくりしてね』

とデカデカと書かれていた。



「休憩所...」

(もっと他にやることなかったの?)

無意識に呆れた表情に賢も同情したのか、

「もう他のところ行こう」

といって踵をかえした。