夢を見るボクら





トントン_


肩を叩かれ振り向く。



「おはよう!えっと、た、滝口?さん。

よかったら友達にならない??
私も中学の友達とクラス離れちゃったんだよねー」


私のカバンを見ながら名前を言う彼女は、
私が一人だったから友達と離れたのだろうと思っているようだった。




返事をしない私をおいて彼女は一人で話を続けていく。