『どうしたのですか?浮かない顔をして』 後ろから右の耳元で大人っぽい甘い声で囁かれる。 瞬間、右耳を手で抑えて振り返ると執事の格好をした賢がそこに立っていた 黒のスーツに白のシャツと黒のネクタイ きっと俊哉の色違いだろう。 髪はいつもはつけてないワックスを使って遊ばせていた。 そして俊哉と同じピアスを両耳につけている そんないつもとは違う賢の姿に頬が熱をもつ 「か...」 「か?」 「かっこいい」 無意識に出たその言葉に慌てて口をつぐむ