夢を見るボクら




(忘れてた...)


無表情からでも読み取れるくらい焦っているのが分かったのか、紀乃が慌ててフォローする。


「あっ、でもほら、練習すればいけるって!」

あたふたと手を動かしながら言う紀乃


「練習付き合ってあげるよ」

笑っていう紀乃が頼もしく感じた。


「ありがと」

微笑むと、急に固まる紀乃


「紀乃?」

どうしたの、と顔を覗けばいきなり抱きしめてきた