「…主」
沈黙を破ったのは光鬼斬の私を呼ぶ声だった。
佑「なに?」
「主は...悪魔たちが元は人間だと聞いてどう思いましたか?」
佑「どう思ったって....。
…可哀想ってゆーか...
悲しい...かな。」
「悲しい...?
なぜ主がそう思うのですか?」
佑「…だって、悪魔たちは悲しみとか苦しみとかから生まれてきたんでしょ?
愛される事をしらずに憎しみに駆られて...。
私は愛されてたことに気づけたけど悪魔たちはそれに気づかないで死んでしまった...。
私は総司とか新選組のみんなに会う前まで復讐だけを頼りに生きてた。
人の暖かさを...愛し愛される事の大切さを知らないふりをして...。
悪魔たちはまるで前までの私みたいだなって....。
だから悲しいって思った。
…でもそれと同時に助けなきゃって思った。」


