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《め......して....ゆ...ぅさ...》
誰かの声が聞こえる....。
女の人...?
私の知らない人の声だ....。
《目を覚まして....佑紗。》
そう言われ、私はゆっくりと目を開けた。
すると、私の目の前にいたのは綺麗な女の人だった。
佑「貴方は...?」
《私は雪菜(セツナ)。》
佑「…どうして私の名前を...?
それに、ここはどこ...? 」
私がそう聞くと雪菜さんはクスッと笑って答えてくれた。
《戸惑うのも仕方ないわね。
んー、なんて言えばいいのかしら。
この空間には名前が無いから....。
難しいなぁ....。》
雪菜さんはブツブツ独り言をいいながらどうやって説明すればいいのかを考えている様子だった。


