嫌だ、帰りたくない。
一人でご飯を食べたくない。
みんなが家族ですることを私は全部一人ぼっち。
だから帰りたくない、でも……。

「うん…。帰ろう…。」
私はうなずいた。

「また明日遊ぼうね」

この約束だけが私の唯一の楽しみだった。
約束を考えていると時間がすぐにすぎ、一人ぼっちでも寂しくなくなった。