どうしてこんなことになっているんだろう。
「亜子ちゃんもっと食べて!はい!飲んで!!」
ミキと2人でお泊まりする予定だったのに。
「パパ、今友達来てるから電話切りたいんだけど!」
なぜか私とふみくんと2人でたこパ。
「女友達だってば!男いないって言ってるでしょ?だから切っていい??」

結局3人でたこパをする事になったのだがたこ焼きが焼けてきた頃、ミキのスマホが鳴った。
「パパから電話だから少し廊下出てるね!」
「「はーい!」」
ミキのパパはミキの事が大事で大事で仕方が無いらしい。
すぐに終わるはずだった電話はふみさんの声がパパに聞こえてしまったらしく、長電話に。

「亜子ちゃん?食べてる?」
「食べてますよ〜」
お酒が入っているせいか少しずつ眠くなってきた。
箸が止まり、頭がぼーとしてくる。

ーーーー
ーーー
ーー
ー。
私は布団の中で眠っていたらしい。
ミキの長電話は終わり、ふみくんと楽しく談笑している。
少しずつ意識がはっきりしてきて自分が置かれている状況に気づいた。
お尻のあたりに違和感を感じる。
そこにはなぜかふみくんの手があった。
何故?
ふみくんの指は私の秘部を刺激し、下半身に熱を持つ。
私はふみくんに犯されていた。
「…ん…」
その手を避けるために寝返りを打つ。
すると秘部から離れた指はブラのホックへと向かう。
助けて。ミキ気づいて。お願い…!
しかし、ミキは布団の中で何が起きているのかなんて気づくはずがない。
そんなことを考えているとふみくんの手は胸の膨らみへと伸びなんとも言えない感覚が広がる。
助けて。
ふと手元を見ると私のスマホがあった。
急いでミキに助けを求める。
『ミキ助けてふみくんに犯されてる!!』
しかし、ミキのスマホが鳴らない。
その時、ミキがパパとの電話を境に電源を切っていることに気づく。
どうすればいいの。助けて。
ふと頭に浮かんだのは岩淵先生の顔。
なんであんな性悪悪魔。
とは思いつつも友達にも親にもこんな話できない。
岩淵先生には知られてもいい。嫌われてもいい。
でも先生に連絡したところで助けてなんてくれない…。
気づくとふみくんの手はまた秘部に向かい、指が中へと入ってくる。
「…んっ……。」
考えている暇なんてない。
『先生、助けて。』
必死に文字を打った。

〜♪

すると私のスマホが鳴り、驚いたふみくんの手は私の体から離れて行った。
「亜子ー、起きて!電話鳴ってるよ!!」
何も知らないミキは私のスマホを探している。
「…うん。おはよ〜。スマホなら持ってるからちょっと廊下出てくるね。あ、あとトイレ借りるね!」
気崩れた服に気づかれないように急いで廊下へ向かう。
握りしめたスマホには岩淵先生の名前が表示されていた。