「おねえちゃん!もう1回やって!」 「ぼくもあめほしい!」 あ、やばい…。実はあめちゃんあの2つしか持ってなかったんだよね…。 どんどん集まってくる子どもたち。子どもの夢壊すのも嫌だしなぁ…。どうしよう。 「お、残念だな。がきんちょたち!今日はねぇちゃん魔法の力が切れちゃったんだってよ」 突然割り込んできた金髪。…夏だ。夏は子どもたちと同じ視線になって、笑いかけてる。 「えぇ~」 「だから、来週のお楽しみ、な!」 ニカッと笑った夏に子どもたちは渋々だけど、納得してくれたみたいだ。