『えっと、俺ら何するんすか?』
結構理解できてなさそうな夏に、ミートさんの目がきらりと光る。
ミートさん夏のこと気にいってるからなぁ。…あ、でんじぃもか。
ミートさんは突然おっきな紙を取り出すと、バーンと広げた。
模造紙に書かれたそれは2枚に渡ってて、せっかくかっこよく広げたのにくるくると丸まっていっちゃうから、結局みんなで膝で押さえたりして広げた。
『えっと…活動書?』
『1.駅裏商店街PR活動をする』
『2.毎日18時から20時は各店舗に最低1名を配置し、店を手伝う』
『3.じゃんけんをして、勝った人には5%割引券を渡す。なお、土日祝は、1部が10%割引券を渡す』
『4.土日祝は駅のロータリーに出て、チラシを配ったり、とにかく宣伝する』
『5.商店街の見回りをする。お前らみたいな奴がケンカしそうになってたら止めて』
そんな感じのことがたくさん書いてあって、じゃんけんのところは思わず吹き出したら大人に怒られた。
でもまぁ、要はこの駅裏商店街を継続するためにみんなで頑張りましょうってことだよね。


