「じゃ、ありがと」
「…あ、小森さん!わ、私と友達になってください!!」
背を向けてしまった小森さんに思いっきり叫ぶ。
って、こんな至近距離で叫ぶ私って!?
小森さんはびっくりして振り返った。
無言が教室を包む。
ど、どうしよう。
勢いで言っちゃったけど、撤回したくないし…。う~ん。
「…私でいいなら」
「へ?」
「…秋奈、だっけ?」
「うん!」
「秋奈、ありがと。嬉しい」
「…うん!私も嬉しい。小森さん、ありがとう」
小森さんの顔が不意に無になる。な、なんだろ…。
「六花って、呼んで?」
「う、うん!六花!」
小森さん…じゃなくて、六花はにこって笑う。
や、やった!六花と堂々と話せるよ…!


