私たち暴走族と名乗っていいですか?(上)


「謝れよ」

 自分の声が低くなってることに気づく。

 心の奥で嬉々として外へ出ようとする思いを押し殺す。

 でも自然と自分を包む殺気は抑えきれなくて、それを察したらしい3人は顔色を真っ青にさせた。

「ご…ごめんッだから許して!」

「もうしないから!!」

 悲鳴を上げるような声で叫ぶ3人。

 なんで私に謝ってるの?

 あなたたちが傷つけたのは小森さんなのに…。

「宮田さん。もういいから」

 背後から聞こえてきた小森さんの声。

 納得いかないけど、本人がいいって言ってるのに私がどうこう言うのはおかしいか…。

 仕方なく支柱を下げると、3人は脱兎のごとく逃げて行った。

 それを見送って、小森さんに振り返る。