私たち暴走族と名乗っていいですか?(上)


 覚悟を決めて、足元にまとめておかれてた植物の支柱を1本拝借する。

 結構長いしほっそいけど、まぁ何とかなるよね。

 それを持って、深呼吸をすると建物の裏に身をさらす。

「何してるの!」

 突然現れた私に小森さんも小森さんをいじめてた3人もびっくりして視線を私に向ける。

 支柱を3人に向けて、精いっぱい睨みつける。

「え、秋奈ちゃん…?」

「何って、ただ遊んでただけだよ。ね?」

 少し慌てたように3人は顔を見合わせて張り付けた笑みを浮かべてる。

 その間に立ち上がった小森さんは、少しだけ戸惑うように私を見た。

「小森さん、こっち来て?」

 呼んだらあっさりと来てくれた。

 近くで見るときれいな顔に擦り傷もあって、心の奥がイラッとする。

 小森さんを背後に庇い、3人を睨む。