「何とか言いなさいよ!」
「ッ…」
「あ…」
頭をひっこめて壁に背をくっつける。
両手を口元に当てて、ひたすら息を殺す。
聞こえてくる音は明らかに殴ったり蹴ったりする音。
小森さんの他にいたのは3人。
多分、同級生…。
どうしよう。
瞬を呼んで…。ううんダメだ。
瞬は今部活だから邪魔したくない。夏は先に商店街に行っちゃってる。
私が…私が助けなきゃ。
小森さんと仲良くなりたいなって、思ったのも私。
きっかけを待ってばかりじゃダメ。
自分からきっかけを作らなきゃ。
もう、隠れてるだけじゃダメなんだ。


