私たち暴走族と名乗っていいですか?(上)


「なんか、静かになったねぇ」

「まぁ、再スタートってことで。あきなっち、そんな暗い顔しない!」

 さーちゃんにバシッと背を叩かれる。いったぁ。

 でも、こうさせたのは私なんだ。凹んでちゃダメだよね。

 残ったメンバーを見る。

 みんな、自分の意志で残ると決めてくれた子たちだ。

 その思いを、無駄になんかさせない。

「残ってくれてありがと。…これから志季を立て直します。力を貸してください!」

「あったりまえだろ!」

「暇だし、気にすんな」

 みんなの笑顔が優しい。

 瞬に頭をポカってされて、夏は肩に手をまわしてくる。

 六花がそんな夏を無言で蹴って、大騒ぎ。

 人数が少なくなったことなんてまるで気にしていないような騒ぎ方。

「お~、随分すっきりしちまったな」

「ミートさん!?」

「みなさんも…」

 たまり場に入ってきたのは、商店街の人たち。

 13人になった志季をどこか寂しそうに見つめる。