とあるちょっと都会でちょっと田舎の中途半端な街。

 そんな街の駅の裏に、駅裏商店街とそのまんまの名前の商店街がありました。

 今時商店街なんてって思われるかもしれませんが、実際その通り。

 昔は駅から近いと言うことで、随分賑わっていた駅裏商店街ですが、今では駅の反対側にできたショッピングモールにお客さんを取られて取られて、すっかりシャッターが目立ってきちゃってます。

 でもでも、そこは下町根性と言うかなんというか、まだまだ営業をしている店もあったりなかったりします。(どっちだよ)

 さて、そんな駅裏商店街には、お客さんの代わりにひょこひょこと集まってくる人たちがいます。

 それが誰だって?そんなの言わなくても分かるでしょう?

 寂れた商店街のシャッターがスプレー缶で描かれた、無駄に上手でとっても迷惑なことをする少年たち。

 そう、いわゆる家出少年たちです。(不良少年ね)

 そんな少年たちが夜な夜な暴れたりするもんだから、駅裏商店街はますます廃っていく一方です。とほほ。