好き

～片付け開始から10分後～
コンコン
｢はい、どうぞ｣
ガチャッ
｢こんにちは｣
｢こんにちは｣
この人が私の担当なのだろうか？
｢あやかちゃん初めましてー！
担当の成宮です。よろしくね｣
｢宜しくお願いします｣
なかなかのイケメンだが女性の先生がよかった…
｢片付け一緒にした木村先生が
あやかちゃんの副担当になります
僕に言えないことは木村先生に言ってください。｣
｢わかりました｣
この学園は副担当なんかあるんだぁ…
まぁ、気は楽だけどね。
｢片付け進んだかな？｣
｢だいぶ進みました｣
｢ぢゃあ、少しヒマワリ学園についての説明をしたいので
木村先生もやけど御一緒に聞いていただけますか？｣
｢はい！｣
私は黙って成宮先生の説明を受けた。
｢まず最初に！さっきも言いましたが
担当は成宮、副担当は木村になります。
お小遣いは5000！高校生になれば1万になります。誕生日は4月30日だから4月のお小遣いは4000upになります！月に外出は10回にしてください。女子棟職員は6人です！食堂、お風呂は地下1階になります！
ここまでで
分からないことありますか？｣
｢大丈夫です。｣
あまりにもわかりやすい説明なので
質問の場所などなかったw
｢すいません、木村先生
今日他の子の病院なんで食堂と風呂と職員挨拶頼んでいいですか？｣
｢はい、わかりました｣
｢すいません、お願いします｣
そう言って部屋を出ていった。
｢今から先生と挨拶回り、食堂･お風呂へ行きましょう｣
｢はい｣
私はまず男子棟の職員、幼児棟の職員、食堂のおばちゃんに挨拶をして回って
お風呂の時間、ご飯の時間を聞いて
女子棟へ戻った。
女子棟の挨拶は4月2日の担当発表の際にするらしい。
｢部屋の片付けまだあるけど
手伝ぉうか？｣
｢今は1人になりたいので大丈夫です！｣
｢了解！｣
私は小さくお辞儀をして部屋に入った。