あの日から私は彼に恋をした。


中学1年になる春
母と父が離婚した。
そのため私は児童養護施設に入ることになった。
「あやかちゃん大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
一時保護の職員と
今日から住む場所に迎っていた。
口では大丈夫と言ったが
不安で泣きそうになった。

車で走ること20分
施設「ヒマワリ学園」に着いた。

「あやかちゃん、荷物運ぶ前に
園長先生に挨拶行きましょ」
「はい」
ピンポーン
「はーい」
ガラガラ
「あっ、お世話になっております。一時保護の櫻井と申します」
「あっ、はい。お世話になります。
あやかちゃんこんにちは」
「こんにちは」
私は小さくお辞儀をした。
「先生も御一緒にどうぞ!」
「あっ、はい。お邪魔します。」
「お邪魔します。」
私は一時保護の職員と中にはいった。
思った以上に新しく新築だった。

コンコン
「どうぞ」
ガチャッ
「失礼します。すいません園長先生!
二宮あやかさん来られました」
「おお!あやかちゃんこんにちは」
「こんにちは」
ここの園長先生はどうやら女性のようだ
しかし私は人見知りが激しいのでうまく話せるか心配だ…
園長先生と職員が話しているのをただじっと見るだけの私だった。
そしていつの間にか会話が終わっていた