「…うっっ‼︎」
ドサッ
「………?」
うめき声小さく響き
ドサドサドサッ
その後、一気に何かが崩れ落ちる音が聞こえてくる
……な……に?
シーンと静まり返る異様な空気
様子を探るため、瞼を持ち上げようとした時だった
ガンッ
‼︎‼︎
「……い……たっ」
いきなり首を掴まれ後ろの壁に物凄い力で押し付けられる
私、鉄パイプで殴られるんじゃなかったの⁉︎
「こんな殺り方卑怯よ‼︎騙すなんて最低‼︎」
…そう叫ぼうとしたけど………出来なかった
息の根が止まるほど首を絞められていたから
……違う。
それもあるけど……一番の理由は…
………………美しすぎたから
見開いた私の目に映った男の顔が、あまりにも美しすぎたせいだった
