新と飲んだあの日から何日経っただろう
……1ヵ月くらい?
あの日からコンビニ以外どこにも行っていなくて
私はニートか何かを目指しているのだろうか…
いや、もう既になっているか…
「シャワー浴びよ…」
寝ても寝ても目を閉じるといつの間にか意識を手放している私は、いつかそのまま目覚めなくなるかもしれないと自分でも怖くなる
お風呂場に向かう時ふと視線に止まった机の上の封筒
中身を見ると、20枚あった諭吉さんが残り5枚くらいになっていた
ご飯はほとんど食べていないからきっと水道、電気、ガス代
そして調子に乗って5着くらい買った服が原因だろう
20枚もあればもう少し持つはずなのに…
「久しぶりに行こーかな」
最近目を付けていた、お父さんがどこかのお偉いさんだというチャラい男に
『今日空いてる?
もし良かったら相手してほしーな?
連絡待ってるね♡』
とメールを送る
暗くなりかけた部屋の中
スマホの画面の光に照らされていた私の顔は
酷く冷たいものだったと思う