僕たちの周りが光りだした。

僕とルーオは光りに包まれた。

何故か眠気を催してきた。

「ああ……。」




気が付くと、目の前に女神様らしき人がいた。
とてもきれいだ。
その女神様らしき人は言った。

「お願いがあって、貴方達を連れてきました。
 お願い、聞いてもらっていいでしょうか?」

僕とルーオは間も無く答える。

「もちろんです。」

女神様らしき人は言う。


「ありがとうございます。
 私の名前はミカです。
 
 お願いというのは、とても困難なことです。
 それでもいいですか?」


「「はい。」」


「夢色のマフラーを見つけてください。
 きっとこの世界にあるはずです。
 貴方は、涙の王でしたよね。
 貴方達ならきっと出来ます。
 よろしくお願いします…」

そして。

光が消えて、ミカさんも消えた。