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パステルカラーの木の枝を分けて進む。
木からはいい匂いがした。
わたあめみたいな。

ルーオはおいてきた。
やめろ、といわれるのが分かるからだ。
やいやい言われるのは好きじゃない。

こんなことを考えているうちに、目的地に着いた。

いろんなところに光が舞っている。

赤い光。

青い光。

黄色い光。

緑色の光。

沢山の光だ。蛍みたいだ。


「王~…?」

「…!」

「どこへ行くのですか~…?」

「…知らない。」

「へぇ~そうですか~?それなら何故ここへ?」

「…僕の勘。」
 
「…何で一人で行くのですか!
 私に言ってから行ってください!」

ルーオの説教的なモノが始まった。
ずっと同じことを言っている。
笑いが…出る…。

「あはははは!
 ルーオ、同じことばっか言うなって!
 っははははは!」

「何笑っているんです。怒りますよ?」

とその時…