かぷっ。




「――――――ッ!!!!」



雷みたいな衝撃が
首筋に走る。





痛くて、声を上げられない。





痛ッ…!


何、コレ・・・・?




クロト君は
私の首筋に顔を
うずめていて、
その首筋に噛みついていた。




痛いのに、なんだか
頭がぼんやりしていく。




クロト君が顔を離して
私を見つめているみたいだけど、


何を言ってるのか、わからない。







だんだん意識が遠のいて――――




首筋に甘い痛みを残して、
私の意識は途切れた。