相田くんは部活に協力的だったり、そうでなかったり、ふらふらしてるイメージ。
だけど、見た目からは想像もつかないような繊細な絵を描く。
それは本当に惚れ惚れするくらい―
左前方に座る相田くん。
日に透けて茶色く光るくせっ毛。
カクンッてした、うたた寝してるのかな。
ちゃんと話したことはないけど、どんな人なんだろう相田くんって。
今年は同じクラスになったんだし、たくさん話せるといいな。
「じゃあ次、美咲さん―」
えっ、いつの間にか私の番まで回ってきてたんだ。
「はっはい。美咲香帆です。前も3組でした。えーっと、部活は美術部に入ってます。よろしくお願いしますっ」
慌てて早口になってしまった。
はあ、このあがり症なんとかならないかな。
パラパラとした拍手。
「あ、そういえばさっき言い忘れたんだけど、先生美術部の顧問とバスケ部の副顧問することになったから。よろしくなー」
え、美術部の顧問になるの?
きょーくん、絵、すっごく下手じゃなかったっけ。
私と一緒にお絵かきしてて、私とそう変わらないうまさの絵を書いたきょーくん、みんなに笑われてた。
思い出して少し笑ってしまう。
きょーくんが顧問なら、きっと楽しいだろうな。
だけど、見た目からは想像もつかないような繊細な絵を描く。
それは本当に惚れ惚れするくらい―
左前方に座る相田くん。
日に透けて茶色く光るくせっ毛。
カクンッてした、うたた寝してるのかな。
ちゃんと話したことはないけど、どんな人なんだろう相田くんって。
今年は同じクラスになったんだし、たくさん話せるといいな。
「じゃあ次、美咲さん―」
えっ、いつの間にか私の番まで回ってきてたんだ。
「はっはい。美咲香帆です。前も3組でした。えーっと、部活は美術部に入ってます。よろしくお願いしますっ」
慌てて早口になってしまった。
はあ、このあがり症なんとかならないかな。
パラパラとした拍手。
「あ、そういえばさっき言い忘れたんだけど、先生美術部の顧問とバスケ部の副顧問することになったから。よろしくなー」
え、美術部の顧問になるの?
きょーくん、絵、すっごく下手じゃなかったっけ。
私と一緒にお絵かきしてて、私とそう変わらないうまさの絵を書いたきょーくん、みんなに笑われてた。
思い出して少し笑ってしまう。
きょーくんが顧問なら、きっと楽しいだろうな。
