午後6時、またきみに会いたくなる。

「終わったー、ってもう3時かよ」

「うそ、もう2時間半くらい経つんだ。お昼ご飯も食べてないもんね」

「…今からどっか、食べいく?」

「え?」

「さっき画材屋行くときさ、うまい油そばの店あったんだけど―。あ、そういうの部長さんは食べない?」

「そ、そんなことない!油そばは食べたことないけど、ラーメンとかはよく食べるよ!」

「食べたことないの?それは人生損してるわ!決まり、今から油そばね」

そう言って身支度を始める相田くん。
よっぽどお腹空いてるのか待ちきれない子供みたいで、なんだかとても嬉しそうだ。

今日は色んな面の相田くんを知れた。
それだけでなんだかすごく満足感がある。

これからの部活、きょーくんがいて、相田くんがいて、すっごく楽しくなりそうだ―。


「へー、ほんとに汁がないんだねぇ」

「下の方に一応あるんだよ。だけど、まずはラー油とお酢をかけて、その後全体に絡めるように混ぜてから食べる。それが油そばだよ」

そう言って相田くんが一連の流れを見せてくれた。
その動作を追って私も油そばを混ぜていく。