午後6時、またきみに会いたくなる。

「あのさ、おれも一応副部長なんだし、頼りたいときは頼ってよ。確かにおれ、いい加減なとこあるし、頼りないかもだけど」

「そ、そんなことないよ。今だってこうやって助けてくれて―」

「それ、そういうとこ、ダメ。助けるとかじゃなくて当然なの、これ。ほぼ2人の部活みたいなもんだし、うまく言えないけど、んーと」

「2人で頑張っていこう?」

「そう、それ。そんな感じ!…って何言ってんだろ、おれ」

指を差しながら大きな声を発したかと思えば、その手で相田くんは顔を覆ってもごもごしだしてしまった。

なんだかすごく可愛らしく見えて笑えてきてしまった。

「ふふっ、じゃあ、これからもよろしくね?相田くん」

「…おう」

まだ気恥ずかしそうに目を伏せたままだ。

それからは相田くんが画材屋に走ってくれて、ひたすら作業が続いた。