休み時間になると前の席の男が声をかけてきた。 「俺、松田 斗真 (マツダ トウマ)よろしく!」 バスケ部の次期キャプテンの斗真と俺は名前も同じですぐに仲良くなった。 そして転入後すぐに俺のファンクラブができた。 どこで聞きつけたのか、俺が帰国子女でサッカーが得意であり、ストリートバスケが趣味であること。洋楽が好きなことなどが学校中に広まり、俺は女子の注目の的だった。