私と彼をつなぐもの。

どういう事ですか。黒宮さんを好きって自覚している私に今の言葉は、かなり意味深なんですけど。


だって。他の女の子とは違うって言われてるみたいじゃん。


「……そ、そうですか。」


私は赤くなる顔をクッションで隠す。
ニヤニヤする顔も隠して。


「じゃ、じゃあ支度しますね。テレビでも見てて下さいね。」


「おうっ。でもなるべく早くな。」


黒宮さんはどういうつもりで言っているのだろう。
あの言葉になんの意味もないのだろうか。


嬉しい気持ちと少しだけ不安な気持ちを抱えて私は急いで身支度をする。


あぁもうっ!
やっぱり、突然くるなんて反則だっ!
こんなことならデート用に勝負服でも買っておけばよかった!!