私と彼をつなぐもの。

倒れ混むように寝てしまい気づけば午後1時。

「うーん。。さすがに起きなきゃ。」


それでもベットからなかなか出れず、ごろごろとしていた。


『ピンポーン』


「げっ。誰か来た。えーめんどくさい。スッピンだしなぁー。」


『ピンポーンピンポーン』


何度もなるインターホンに降参して玄関を開ける。


「はーい。」


「………まさに今起きたって感じだな。」


そこにはいつも通りピシッと髪型も整えられて、カジュアルだけどおしゃれに着くずしたファッションの黒宮さん。


わー。ファッション雑誌から出てきたモデルさんみたい。


じゃなくて。


勢いよく扉を閉めようとすると滑り込む黒宮さんの足。


「いてっ!おいっ!俺が怪我したらどうすんだよっ!仕事に支障が出るだろ!」


「そ、そんなむちゃくちゃなっ!じゃあ足どけてくださいよ。」


「やだね。いいから部屋に入れろ。」


「私起きたばっかりですし………」


「そんなん見ればわかる。」


一歩もひかない黒宮さんに結局は負けて部屋にあげる。