「………俺はお前の飯が食べたいんだけど。」


その言葉にカッと顔が熱くなる。


「えっ!?な、なんで。」


「いいじゃん。別に。食いたいんだから。」



「そんな、むちゃくちゃなっ!」


「ウサギ屋がまた始まるまで。なっ頼むよ。」


黒宮さんは、運転席を降りると後部座席から荷物を下ろす。
私も慌ててて助手席から降りる。


「………ただじゃ嫌ですよ。」


「もちろん。食費は俺出すし。休みとかだったら、買い物もちゃんと付き合うし。」


「……世界のお土産つき。」


「えっ……うんまぁ………それもつけよう。」