しばらくして出来たのは、中にチキンライスをいれたオムライス。
私的にオムライスの中は絶対チキンライスなんだよね。
「はい。どーぞっ!」
勝手にテレビをつけてごろんと床に寝てくつろいでいた黒宮さんが、ガバッと起き上がる。
「おっ!できたかっ!!」
私はテーブルにオムライスをおく。
オムライスを見た黒宮さんが一言。
「てめぇ。俺のオムライスになにしやがる。」
「文句があるなら食べなくてもいいですよ?」
黒宮さんのオムライスにはケチャップで書かれた『ごみ男』の文字。
私を無駄にドキドキさせた罰だ!
「漢字が難しかったんですよねー。」
「ふーん。」
そう言ってスプーンを手に取ると『ごみ男』とかかれた文字をぐちゃぐちゃっと消してしまう。
そして、スプーンをさくっとオムライスにいれる。
あっ。なんかちょっと緊張する。
「…………チキンライスか。」
「え、嫌でした?」
バターライスとかのがよかったかな?
ちょっとだけ不安になり黒宮さんの顔を覗き混む。
「完璧だ。オムライスにはチキンライスだろ。」
そう言って口角をキュっと上げて嬉しそうな顔をした。
そしてそのまま、一口パクり。
ごくん。
と音が聞こえそうなほど一口が大きい。
「………うまい。」
「えっ!?」
「ヤバイ。すっげー俺の好きな味だわ。ドストライク。」
そう言って私の方を見て、32歳には思えないほど少年のような無邪気な笑顔をした。
「お前、すげーよ。」
私的にオムライスの中は絶対チキンライスなんだよね。
「はい。どーぞっ!」
勝手にテレビをつけてごろんと床に寝てくつろいでいた黒宮さんが、ガバッと起き上がる。
「おっ!できたかっ!!」
私はテーブルにオムライスをおく。
オムライスを見た黒宮さんが一言。
「てめぇ。俺のオムライスになにしやがる。」
「文句があるなら食べなくてもいいですよ?」
黒宮さんのオムライスにはケチャップで書かれた『ごみ男』の文字。
私を無駄にドキドキさせた罰だ!
「漢字が難しかったんですよねー。」
「ふーん。」
そう言ってスプーンを手に取ると『ごみ男』とかかれた文字をぐちゃぐちゃっと消してしまう。
そして、スプーンをさくっとオムライスにいれる。
あっ。なんかちょっと緊張する。
「…………チキンライスか。」
「え、嫌でした?」
バターライスとかのがよかったかな?
ちょっとだけ不安になり黒宮さんの顔を覗き混む。
「完璧だ。オムライスにはチキンライスだろ。」
そう言って口角をキュっと上げて嬉しそうな顔をした。
そしてそのまま、一口パクり。
ごくん。
と音が聞こえそうなほど一口が大きい。
「………うまい。」
「えっ!?」
「ヤバイ。すっげー俺の好きな味だわ。ドストライク。」
そう言って私の方を見て、32歳には思えないほど少年のような無邪気な笑顔をした。
「お前、すげーよ。」

