「大変そうだなぁ……」

ボフッ!と、ソファーに腰を下ろした。

さっきまでゴロゴロ言っていた空は、今は静寂を取り戻している。

それにしても、吉野さんは凄い。

ここまで予想出来ていたんだろうか。

「さすが、敏腕社長……」

俺は、おほほほと、腰に手を当て、ふんぞり返っている吉野さんを想像して、一人で笑った。