俺には好きな女が居る。 腰まである白銀の髪に。 すらりと伸びた手足。 形のよい唇。 緋色の瞳。 何よりも惹かれたのは…。 笑顔だった。 俺にも向けて欲しいと思った。 長い間片思いをしてきた。 常に見守って来た。 それなのに、まさか海に見投げするとは思わなかった。 思わず。 「死ぬな」 って言ってた。 死ぬぐらいなら、俺にその命をくれ。 俺が守ってやる。 絶対に傷付けない。