大切な人

「志恩くん!?」

志恩くんは目を閉じて眠っている。
病室には、先生と看護師さんがいたが気を利かせて外に出てくれた。

「志恩くん!?来たよ!」

すると、今まで眠っていた志恩くんが少し…目を覚ました。

私は、志恩くんの手をしっかり握り顔をじっと見つめた。

「そんなに…顔…みないで…よ。」

志恩くんが、こんな時に言うから私はおかしくて笑い泣きになってしまった。

「志恩くん。私、志恩くんのことばっかり考えてる毎日が楽しくてとっても幸せで、本当に本当に幸せで」

もう、涙が、止められない。

「志恩くんが、大好き…で。」

すると、志恩くんは優しく私の唇にキスをした。

「優璃。愛してる。」