小学校にはプールの授業がある私はすごく嫌だった記憶がある。
それはみんなにこの体を見られて冷やかされるのではないかととても不安だったからだ。
でもみんなは優しく最初は「どしたんこれ?」とか「手術したん?」とか聞いてきたが「そうなんよー」とか気楽に返事を返したりしたら案外みんな分かってくれるものであり不安がすこし打ち解けた感じがした。
そして2年生の夏休み。
この夏に引っ込んである状態の胸を普通の人と同じ様にするための手術をした。
胸の中に金属の棒みたいなものを入れて2年間放置して徐々に普通の状態にしていくのだと言う。そして2年後多少は普通に近づいてきた。
4年生の夏にはわざわざ福岡の病院に行きそこで金属の棒を摘出するという手術を行った。
形成外科という所でやってもらい、その時の傷はとても綺麗になり、周りから見ても私自ら「傷があるよ」と告げないと分からないほどの綺麗な跡にしてもらいました。