訳あり彼女

彼女はその後も聞いてもいないのに自分を殺した相手、その時の刃物などの話を教えてくれた。
「~でさ!犯人の顔メッチャ、ブサイクだったんだ!(笑)どうせならカッコイイ人に殺されたかった〜。」と明るく話す彼女に殺されて悔しくなかったのかと聞くと、あれだけ喋っていた彼女は、急に黙り込んだ。
僕は悪い事をしたなと思い、今度は僕から話しかけた。
「希さんっていくつなの?」と聞くと、すぐ元気を
取り戻しまた、話しだした。
彼女の話は朝まで続いた。