「セーラ!
ガラスの猫の置物なんかに見とれてんじゃ無ぇ!
オサ、代われ!
カムドでトドメを刺す!」


サイバリオーも、決戦に向けて最強仕様になる。

さっきの教訓から、今度はエスペランの上で合体して着地、無事に足場を確保したようだ。

「決めるぜ!
サイバリック・チョッパー!」


「…おい、透徹。
空から何か降って来るぜ」

「………?
巨大な…箸、か??」


ズビュウン!


一瞬見えた。

透徹の言った通り、あれは定食屋にあるような「箸袋に入った箸」だった!


ズボチャン…


「あ…」

普段、地面に突き刺してから箸を引き抜くのだろうか?

せっかく呼び寄せた箸は、無情にも海中へ突き進んで行ってしまった…