「い、行ってくるぜぃ…」

俺は白月家から飛び出した。


はぁ〜。

顔から火が出そうですよ。

ま、この戦いに勝った後の御褒美だと思えば。


…そんなコトを考えている内に、俺が起こした磁気嵐が集まる太平洋の沖まで来た。

まだディノウンは来ていない。

ルシヴァナは飛べないから、ここまでは来ないだろう。


「よし。
そろそろ磁気嵐を消して、奴を元の身体に戻させるか。
そうすれば奴は、自分の重量で海中に沈む!」


ヒュアァァァ…


風が磁気を運び去ると…
ウィルスが、ここぞとばかりに集結し始めた!

「こちらの思惑通りに行ってくれよ!」