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「はぁ？？
コンピューターネットワークに侵入するだと？」
俺はドウジに今回の作戦を伝えるため、ドウジの住み家代わりの廃工場に来ていた。
同じようにアーサーは今頃、エンマに会いに行っている。
俺が状況を説明すると、ドウジは俺が思った通りの反応をした。
機械オンチのドウジにとっては、コンピューターネットワークというモノ自体が無縁の存在…
いや、無用の長物か。
ドウジは超アナログ派…
例えるなら、まともに電気炊飯器で米を炊けないのに、飯盒（はんごう）なら確実に失敗せずに美味い米を炊ける奴だ。
だが逆に言えば、そういう奴の方が小難しい先入観を持たずに戦えるから、気が楽かも知れない。
ましてやドウジ＝鬼神ルシヴァナはパワーファイターだ。
理屈抜きで「単純に強い」。
