ちゃんと話せば?


そんなことは一度もできずに


ただ時間が過ぎていった。



彼が私を避けるのも

もう慣れた。



彼は大学に受かったらしい。


友達伝いに聞いた。


「おめでとう」

そう口で伝えたかった。