誰もいない静かな海だった。


沈みかけた夕日が海面に反射してきれいだった。


涙が出そうになったのを堪えた。



数分間、そのまま佇んでいた。



帰ろう。

そう思い振り返ると



ギターを背負った彼女がいた。