シオン




「お互い忙しくてやっと時間作れたと思ったらこれかよ。

これで付き合ってるって言えるの?」


彼はそう言った。



涙が止まらなかった。


きっとずっと思っていたことなんだろう。


いつも無口な彼は今日は怒りをあらわにしていた。



「ごめん」


やっと声に出すことができた言葉は

かすれてしまい、


彼に届いたのかはわからない。