シオン




「プロバスケットボール選手になりたい!」


僕も思い切ってそう言った。


「やっぱりね」


僕の心は彼女にはお見通しらしい。



「私も裕太の夢応援する。二人で夢叶えよう」



また彼女への気持ちが膨らんだ。



「うん」


そう言って二人で親指を立てて、グッドのポーズをした。


彼女とならなんだって出来る気がした。

どんなに大きな夢でも叶えられる気がした。