そっと彼女の手に僕の手を近づけてみる。 「ねぇ、聞いてる?」 「え?ああ、ごめん。なんだっけ?」 手を繋ぎたい気持ちに囚われ、 彼女の話が耳に入っていなかった。 「もう!」 顔を膨らませて また楽しそうに話し始める。 少し怒った表情の彼女も好きだと思った。