いつものように帰り道を歩いていた。 二人とも部活終わりで疲れているはずなのに、 会話は尽きることがなく、 疲れはどこかへ行ってしまった。 そして今日も夕焼け空はきれいだった。 毎日一緒に帰っているのに、 まだ一度も手を繋いだことがない。 それは僕の臆病が原因だろう。