〜 桜 視点 〜
一週間前…………
私は、椿に呼び出されて
小さい頃に、よく二人で遊んでいた公園で椿を待っていた
何故椿が私を呼び出したのかは分からなかったけど……
私は、椿に復讐しようと椿の誘いを受けた
あの屈辱を………
絶対に忘れない
なんとしても復讐してやる!
私の鞄の中には、ナイフがしまってある
椿が何かをしてきたら、これで…………
「桜……
ゴメンね。待たせちゃった?」
「ううん。待ってないよ〜」
椿の出方をうかがいつつ
行動を起こさないとね………
「ちょっと来てほしいとこがあるの
来てくれる?」
「うん、いいよ〜」
私は、そのまま椿が来てほしい場所というところに向かって歩き出した
何する気か分からないけど………
私は、絶対にあんたを許さないから…!
椿の案内で着いた場所は……
今にも崩れ堕ちそうなビルだった
私は、椿の行動を警戒しながら
辺りを見回した